コウラボシ

天気のいい日には甲羅干し

もったいないけど

最近、義母さんからいろいろな物を

頂くようになりました。

 

賞味期限の切れた食べ物。

真っ黒になったバナナ。

誰かから頂いたらしい、着古した洋服。

 

きっと、まだまだ食べれるのかもしれないし

使えるのかもしれない。

 

「いつもありがとうございます」

お礼をいって預かります。

 

可燃ゴミの日は、いただいたものたちに

ごめんなさいとお別れして処分しています。

 

 

「義母さん、捨てるだけだからイタんだもの

持ってこないで。もったいないよ」

 

そう言えればラクになれますが、なかなか。

嫁姑問題というのは難しいものがあります。

 

 

 

実家に住んでいる母も、掃除をするたびに家にくる姉に

たくさんのお土産を渡すそうです。

 

虫がいっぱいの溶けた野菜。

いつ作ったかわからない手料理。

賞味期限の切れたもの。

 

実家にいたころ、よく母が祖母にいっていました。

「ばあちゃんは傷んだものしか出さないね。

お腹こわすからやめてね」

 

今、まさに同じことをしている母たち。

これを書いている私自身も同じ道をたどるはず。

 

子供を大切に思う気持ちの延長線にあるのが

美味しい物をお腹いっぱい食べて幸せに

なってほしい。

なのかもしれません。

 

いくつになっても親は親。

子供は子供なのですね。

 


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