コウラボシ

天気のいい日には甲羅干し

小さい命

ベランダにカナブンがいました。

 

もう飛ぶ元気すらないけど

少しだけ手足と触覚を動かして

生きています。

 

直射日光の当たるベランダから

そっとつかまえて、部屋の中に入れて

テイッシュの上に置いています。

 

 

街を歩いていると、道端に倒れている

セミや虫たち。

 

セミが見る最後は、たぶん地面。

ひっくり返ったら、もう終わりで

車にクシャっとひかれるのを待つだけの

短い命。

 

どう思うんだろう。

まだ生きているけど踏まれるのは痛いだろうな。

 

手を差し伸べても、自然であるのが一番で

あれこれやっても人間のエゴになるだけで。

 

燃え尽きる小さい命を見るたびに、いろいろと

考えてしまいます。

 

 


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